【六本松散策】昭和ノスタルジー漂う街角で出会った花待ち雨珈琲

花待ち雨珈琲

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六本松の住宅街、裏路地にひっそりと佇む「小さな焙煎所 花待ち雨珈琲(ホマチアメコーヒー)」。 彼女と一緒に訪れた、隠れ家のような珈琲店です。

派手な看板はなく、気をつけて歩いていないと通り過ぎてしまいそうな立地。けれど、一歩足を踏み入れると、ここにしかない静かな時間が流れていました。

六本松の住宅街に溶け込む、こじんまりとした焙煎所

お店は六本松の住宅街にある小さな珈琲店。 店内はこじんまりとしていますが、落ち着いた雰囲気で、常連さんの姿も多く見られました。

韓国語教室などのイベントも開催されているそうで、地域に根付いたコミュニティ的な一面も感じられます。初訪問でも、不思議と居心地の良さを感じる空間でした。

花待ち雨珈琲周辺
花待ち雨珈琲周辺の路地
花待ち雨珈琲が入るアパート
花待ち雨珈琲が入るアパート

ドリップ競技で輝かしい実績を持つ若き店主

こちらの店主は、ジャパン ハンドドリップ チャンピオンシップで輝かしい成績を収めた実力者。

  • 九州大会 1位
  • 2019年 全国4位
  • 2020年 全国2位

その実力から、店主の淹れるコーヒーを求めて通うファンも多いそう。 実際、カウンター越しに見える所作からも、抽出へのこだわりがしっかり伝わってきました。

花待ち雨珈琲の店内
花待ち雨珈琲の店内

グアテマラとエチオピアをオーダー

私はグアテマラ、彼女はエチオピアを注文。

一口飲んで感じたのは、苦味の少なさと、豆そのものの風味の美しさ。 雑味がなく、すっと体に入ってくるような味わいで、思わず「美味しい」と口に出してしまう一杯でした。

さすがドリップ競技で評価されてきた味。 スッキリとしていながら、余韻はしっかり残ります。

珈琲
珈琲

滞在時間は30分以内、それでも十分にのんびり

店内はコンパクトで、お客さんの出入りもあるため、滞在時間は30分以内と決められています。

ただ、不思議なことに、短い時間でもかなりのんびり過ごせる感覚。 静かな空間と、丁寧に淹れられたコーヒーのおかげか、時間の密度が高いのかもしれません。

コーヒー豆の種類もいくつか用意されているので、好みに合わせて選ぶ楽しみもあります。

昭和ノスタルジーが残る「温故知新」な六本松エリア

この周辺は、昭和の面影を残す建物をリノベーションした小箱店舗が点在する、いわゆる「温故知新」ゾーン。

花待ち雨珈琲もそのひとつで、外観は、かつて活躍していたであろう2階建てアパートの1階部分。 どこか懐かしく、タイムスリップしたような感覚になります。

アパートの外観
アパートの外観

「花待ち雨」という店名に込められた想い

店名の「花待ち雨(ほまちあめ)」には、 「私たちの珈琲を飲んで、その人自身やその空間に幸せが降り込みますように」 という素敵な想いが込められているそうです。

その言葉通り、静かに、やさしく寄り添ってくれるようなコーヒーでした。

店舗情報とアクセス

店名小さな焙煎所 花待ち雨珈琲(ホマチアメコーヒー)
アクセス福岡市営地下鉄七隈線六本松駅より徒歩6分
営業時間11:00 – 19:00
TEL090-9591-6303
定休日不定休(公式Instagramで公開)
支払い方法カード可(AMEX)、電子マネー可、QRコード決済可

まとめ:六本松で静かに珈琲を楽しみたい日に

花待ち雨珈琲は、 静かに美味しいコーヒーを味わいたい日にぴったりの一軒。

長居はできなくても、その短い時間がしっかり記憶に残る。 六本松の路地裏で、ぜひ立ち寄ってほしい珈琲店です。

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